人気鉄道系アニメ「チャギントン」を路面電車で実現した、おかでんチャギントンのレポート。
日本初の子供向けに特化した観光列車。沿線観光ではなく、移動するチャギントンワールドを楽しむことができる。
(左)ウィルソンのフロントビュー、最後尾は運転席カーテンを閉めて目が現れる(岡山駅前)、(右)岡山方先頭がブルースターのフロントビュー(東山)
(左)岡山循環バスめぐりんとの並び(東山)、(右)全景、窓が少ないのが特徴(東山)
(左)ブルースター側アップ(東山)、(右)ウィルソン側アップ(東山)
(左)車の波にもまれて走るおかでんチャギントン(東山付近)、(右)サイドビュー(岡山駅前)
(左)出入口、ドア窓下はミラー、(右)入口外観、ブルースター側の窓は新幹線並みの大きさの四角い窓(岡山駅前)
(左)ウィルソン側の窓は丸い、(右)運転台は高運転台
(左)車内全景、入口で靴を脱いで乗車する。(右)乗車直後の車内はカーテンが全面的に閉まり暗い。青/赤のライトが交互に光る空間
(左)ちびっこ目線の車内、カーテン/タペストリーにはキャラクターが描かれる、(右)ドア横にはICカードリーダーもある
(左)丸窓、(右)U字型の椅子は親子連れで座りやすい構造。背もたれの出っぱりはちびっこ用椅子、転落防止柵もある
(左)天井にもチャギントンがいる、(右)壁だけではなく床にもモニタが埋め込まれている。
(左)乗車記念カードはキラキララメ入り、相当種類がありくじ引き式。ほかにクイズの景品としても配布される、(右)製造銘板は多くの企業が名を連ねる
(左)Y字路線を走るため途中2回方向が変わる。運転士が車内を移動。折り返しタイムのみ飲み物は可能。その他は飲食禁止、(右)車内のスタッフもチャギントンキャラ風の制服。
東山おかでんミュージアム電停脇にはチャギントン風モニュメントがあり、その奥に岡電ミュージアムがある
チャギントン、和歌山電鉄たま、水戸岡ワールドの3構成。プラレールコーナーは2階にある。
車内では、2名のアテンダントさんが、幼児〜小学校低学年向けにイベントを行う。大きいお友達を含めたお名前紹介タイム、チャギントンに関するクイズ(乗車している年齢層にあった難易度を使い分けている)、ジャンケントレインダンスの踊り、車内の3重カーテンやタペストリーからキャラクターを探すなどのイベントが行われる。
乗車は事前予約制。岡山電気軌道公式サイトやローソン端末で購入が可能。
2019年夏現在、東山おかでんミュージアム電停に隣接する「おかでんミュージアム」入館料(\1000相当)と、路面電車一日乗車券(\400相当)、乗車記念カードのお土産付きで3400〜3500円。
この型のLRVは通常約2億円強のところ5億円を要した。車両が先に完成してから版権元に承認を依頼したため、ひやひやだったとのこと。
水戸岡デザインが積極的に列車に導入したアイデアは、座席肩部分にある握り取っ手、大型ガラスの仕切り、防火対策が強化された後の木の素材、職人が作る車内空間など、ハード面のデザインから、レストラン列車、国内周遊クルーズ列車と、コンセプトデザインに発展してきた。おかでんチャギントンは九州観光列車「あそぼーい」以上に子供に特化した列車であった。