ドイツ最高峰のツークシュピッツェ山(2964m)の山頂へは、鉄道とロープウェーで簡単にいくことができます。ラック式登山鉄道とロープウェーの乗換地点ツークシュピッツェプラット駅(2560m)がドイツ最高所の駅となっています。今回はこのツークシュピッツェプラット駅のレポートです。
ミュンヘンから近郊電車Regional Bahn(=普通電車)で約1時間半、ガルミッシュパルテンキルヒェン(Garmisch Partenkirchen)駅で水色の登山電車に乗りかえ、更に、15分ほどのグライナウでラック式電車と対面乗り換えとなります。
↑ラック式区間はぐいぐい上る
※2006/8撮影のもの
ラック式区間に入ると、アイプゼーという湖を見ながら平均190パーミルの急勾配を登っていきます。途中から山の中へ入っていきトンネル区間となります。ラックレール区間は約1時間の乗車。
↑ドイツ最高所駅に到着
ドイツ最高所の駅もトンネルの中にあります。夏も雪が残ることや豪雪による雪崩防止のためです。ただし、山の表面に近い所にホームがあるため、ホームと直角方向に明り取りの窓があります。
↑上画像の左方向を望む
ホームは3面2線の櫛形になっています。なお、改札があるため、ホームにとどまることはできません。
観光駅であるため、駅前は展望テラスとなっています。駅舎というよりはスキー場のログハウス風レストランに駅が付属しているイメージに近いです。
↑2つ上画像の突き当りから望む終端点
↑改札
↑駅前風景
ここからさらにツークシュピッツェ山頂まではロープウェーで5分ほど。
ロープウェーからツークシュピッツェプラット駅が入る建物を望んだところが右の画像です。
左:右奥の山が目的地、右:ラックレール区間は眼下にアイプゼー湖を望み上っていく※2006/8撮影
左:ラック区間の傾き、右:車両は新しい
左:車内LCD、右:運転席
左:山頂駅のロープウェー乗り場、右:下を望む、下の横線は直接湖まで降りれるロープウェー
左:迫力ある階段、右:本格登山装備の方が上る頂上(右上)には金のオブジェがある
左:頂上付近は国境でオーストリア側を望む、右:現在は行き来自由のため元国境の施設はお土産屋に。
左:ドイツバイエルン州の看板、右:反対を向くとオーストリアチロル州の看板