姨捨駅は日本三大車窓の中で唯一駅から眺めることができる駅です。また、スイッチバック式の駅でもある駅のレポートです。
↑跨線橋から本線方面(松本方)を望む
長野から松本方面行き電車に乗り込み姨捨へ向かう。篠ノ井を過ぎると次第に標高が上がってくるとともに、左側の車窓には善光寺平が眼下に広がり始めた。車窓に見入っているとほどなく姨捨駅に到着の案内が流れた。スイッチバック式ホームのため、一旦停車し進行方向が変わりホームに到着した。
↑駅舎
ホームはほとんど屋根もなく、柵の先には広大な善光寺平の風景が広がっていた。ホーム上には「駅長おすすめビューポイント」なる看板があり、脇には「俳句投稿箱」もあった。また、ホームの椅子といえば、線路方向に向かって座るのが一般的だが、姨捨駅はもちろん線路を背にして座る配置である。
↑駅名板左が俳句投稿箱。更に左が駅長おすすめビューポイント。
駅舎は屋根に特徴がある洋風造りだが、無人駅である。時々ホームの脇を特急や貨物が通過していき、風景の良いアクセントとなった。
↑ホームからの風景(2枚合成)
日本三大車窓は、姨捨付近、北海道狩勝峠越え区間(落合〜新得)、九州矢岳越え区間(大畑〜真幸)ですが、狩勝峠越え区間は石勝線開業により廃線となり、現在は実質”二大”車窓の状態です。
↑矢岳の車窓は霧島連山が望める(いさぶろう車内から撮影)