スペインバルセロナから日帰りが可能な、サグラダファミリアの造形の元となる風景が駅前に広がる駅。
バルセロナのスペイン広場駅からカタルーニャ鉄道(FGC)に乗り込む。地下駅では、券売機横でスタッフがモンセラットゆきの乗車券の案内をしていた。途中駅で登山電車かロープウェーで向かう方法があり、今回は登山電車利用の券を購入した。
ホームには京成3000形のような雰囲気の列車が停車していた。ボックスシートの低床電車である。モンセラットへは始発のR5系統の列車に乗り込む。
車窓は街中から郊外へと移り、次第に渓谷沿いを走る。山が迫ってくると、「モンセラット〜」駅が続くが、ロープウェーの場合は「Aeri de Montserrat」、登山電車は一つ先の「Monistrol de Montserrat」で
のりかえる。ホームの先に緑の一回り小さい列車が停車しているので乗換となる。
車内はボックスシートで窓は大きい。
山の中腹を見ると、緑の列車が崖を上っている。車窓の期待が高まる。出発して大きな橋を渡って次の駅から先がラックレールの区間となる。
ぐいぐいと山に向かって登っていく。次第に尖がったやまが増えてきた。
単線だが、途中に1か所交換設備があり対向列車とすれ違う。そして終着、Montserrat駅に到着する。
駅ホームは屋根に覆われた3面2線構造。出口は終端側の左方向となる。
駅前の広場から階段を上ると教会の広場にでる。ここはスペインの聖地のひとつ、目の前にはポコポコとした岩がそびえたつ。これがサグラダファミリアのもとになったらしい。
岩に埋め込まれている教会の中には、黒いマリア像がおり、大行列であるが、時間が合えば見学できる。
駅から数分のところからケーブルカーが出ており、さらに高いところまで上がることもできる。