動画サイトでオーストリアインスブルックのトラムが登山電車に直通運転していると知り、いろいろ調べるうちに気になったので行ってみた駅。アルプスの眺めが美しい駅です。
↑山の上に浮かんでいるような駅
↑駅舎、駅看板の文字は最後の「H」が足りない
インスブルック中心から登山電車に乗り入れる列車は1時間に2本で系統はStubaitalbahn(シュトゥバイタール鉄道)を表す「STB」です。2本のうちの1本がこのKreith止まりなので、時間を見て乗車すれば、降り損なうことはありません。
トラムですが急カーブに対応して狭軌です。ラックレールではありませんが、かなりの勾配を登ります。登山電車区間も超低床LRVなので電停のような簡易な駅です。柵の向こうには、馬が二頭草を食べていました。
↑ホームからインスブルック市街北部に広がるアルプスを眺める
↑駅全体
↑急勾配を進むトラムと馬
↑青く澄んだ湖
駅舎は小さな小屋です。昔の駅事務室部分は封鎖されていて、4〜5人程度がコの字型に座れるスペースだけが開放されています。トイレはなさそうでした。周囲は草原と山と数件の家屋だけで大変のどかです。
この駅止まりの列車は15分ほどで折り返します。次の列車(終点フルプメス行き)はさらに15分後です。
駅ホームからは登ってくる列車も眺めることが出来ます。アルプスと草原と背景の教会がアクセントになります。
この右下の谷を進むと、有名な国鉄線のブレンナー峠の風景が楽しめますが、時間があれば美しいチロルの登山トラムに寄り道してはいかがでしょうか?
↑折り返して出発していく列車
↓(左)トラム[1系統]との接続駅Stubaitalbahnhofに到着する列車。市中心から10分、
(右)車内刻印機。市電/バス/博物館フリーパスのインスブルックカードで
乗車できるか車内検札の方にあらかじめ確認したところ「OK」といわれました。
↑(左)車内は自転車持ち込み可、(右)市電との境界が通行止め標識。その先の勾配が登山電車区間
↓(左)すぐにインスブルック市内を一望、(右)さらに草原を登っていく
↑(左)のどかな風景を走る、(右)Kreith少し手前で渡る橋
↓(左)終点のフルプメス駅、奥には氷河が見える、(右)フルプメス駅ホーム
↑(左)フルプメスの町は歩いて回れるサイズ、駅から中心部まで5分、(右)フルプメスの街並み
フルプメスの町はバスの方が本数も多く、所要時間もトラムの1時間に対して45分程度と短いですが、谷の下を走るので風景は期待できません。トラムは空いていて風景も素晴らしいです。