台湾の支線で1番か2番目に人気の集集線の観光拠点集集のレポート。1999年の大地震で大きな被害があった地域で、車窓には傾いた鉄塔も見える。
南国感たっぷりの車窓を眺めながら途中駅の集集駅で下車する。
集集駅舎にはいると、天井のランプといい、改札といい非常に素朴でレトロ。出札窓口では貴重な硬券を発売している。
駅舎を出ると、駅前にはSLのモニュメントがあり、観光客で非常に賑わっている。駅舎の右方向に目を向けると…
本物のナローゲージ機関車が展示されている。鉄道文化に理解のある台湾であるため、屋根もつけられていて、状態もかなりよい。阿里山鉄道でも見られるタイプのもののようであった。
駅前で筆談をしながらレンタサイクルを借りる。目的地は約10分ほどのところにある武昌宮。1999年の大地震で崩れた状態で保存している。想像していたよりも大きな建物であり、当時の状態で保存して後世に伝えようとしており、我々も見習うところがありそうだ。この当時は仮設の建物に参拝していたが、現在は新しい建物が完成した模様。
駅前に戻る。駅周辺には食事やお土産店も多く、鉄道の町おこしをしているだけあって、お土産にも鉄道関係のものが多い。ホームにあがると、これから乗る列車がやってきた。トロピカルな木々の中を走る日本製のディーゼルカーが頼もしい。